★サウナの入り方 ~雑記~

※今回の記事は雑記になります。

私の趣味はサウナだ。

20代後半から定期的にサウナに通っている。

かれこれ20年近くサウナに通っていることになる。

近年のサウナブームに関しては、良い点もあれば悪い点もある。

サウナ人口が増えて施設が充実したことが良い点で、

人が増えて混雑したことが悪い点だろう。

別にサウナブームが来ようが来まいが多分私のサウナ人生は変わらなかっただろう。

昔から通っているからといって偉ぶるつもりもないが、

サウナの素晴らしさが世間に広まったことは良いことだと思う。

前置きが長くなってしまったが、そんな私のサウナの入り方について、

今回は書いていきたい。

あくまで私流のサウナの楽しみ方なので、

強要するつもりもないし、科学的根拠など微塵もない。

適当に参考にしてほしい。

まずサウナの入り方についての手順を簡単に教えてよう。

①靴を靴箱に入れる。

②券売機にて入浴券を購入。

③更衣室で脱ぐ。

④体を温める。

⑤入サウナ

⑥出サウナ

⑦水風呂に入る。

⑧整う。

これがサウナの流れだ。

⑤~⑧は大体2セットから4セットぐらい行う。

これはその日の調子に合わせて、良い感じにしている。

⑧以降は体を洗うなり、湯船に浸かるなり、自由だ。

では、ここからは1つずつ手順を詳しく解説していこう。

①靴を靴箱に入れる。

当たり前のことに聞こえるかもしれないが、これは重要である。

私は温泉施設に行くときは基本的にクロックスが多い。

皆さんも気軽な履物を履いている人が多いだろう。

ここで注意点がある。

出来る限り鍵付きの靴箱を使用するのだ!

これは私の体験談だが、

いつものようにクロックスで温泉施設に来た時のことである。

その温泉施設は鍵付きの靴箱と、鍵の無い一般的な靴箱があったのだ。

私のクロックスはそれなりに履いていて決して綺麗なものではない年季の入ったものだった。

こんなものを盗む人などいないだろう。

私は安易に鍵の無い靴箱に入れてサウナを楽しんだのだ。

そして帰るとき、衝撃的な事実が私を待っていたのである。

「ん?俺のクロックスこんな色だったっけ?」

私愛用のクロックスは黒だったのだが、若干グレーがかったクロックスがそこにはあったのだ。

恐る恐る手に取り履いてみる。

「違う!この履き心地は違う!」

私はパニックになってしまった。

シンクロ率が低すぎる!

私の足の形とは明らかに違うクロックスに入れ替わっているのだ!

サウナと温泉で身も心も綺麗になった私が、

どこのおっさんかが履いたクロックスを履くのはきつい。

だからと言って、店員さんにクレームを入れたとしても

すぐに解決する問題ではない。

泣き寝入りなのである。

「なら、鍵付きを使えよ!」

と言われてしまったら、ぐうの音も出ないのだ。

悲し過ぎる事件である。

私は風呂上りさっぱりした状態で、知らないおっさんが愛用したであろうクロックスを履いて帰路についたのである。

その後、すぐに新しいクロックスを買ったことは言うまでもない。

皆さんも鍵付きの靴箱があるのなら、必ず鍵付きにしましょう。

②券売機にて入浴券を購入。

次は券売機にて入浴券を購入する。

ここでの注意事項は新規のお店は注意ということだ。

田舎の温泉施設などは千円札のみ対応のパターンがある。

店員に頼んで、両替してもらうのは簡単だが、

田舎の温泉施設のおばちゃんは両替を嫌う。

しかも、レジに両替分が無い場合など、

裏に行き、他のスタッフを招集し両替を呼び掛けているパターンもあるのだ。

温泉施設に行く場合、千円札は必須である。

電子マネーなど以ての外だ。

「温泉=千円札」

これは頭に入れてほしい。

さらに言っておくと100円玉を用意しておこう。

小銭があるからと言って丁度払うのは危険だ。

なぜなら次の更衣室ロッカーで100円玉が必要になる可能性が高いからだ。

③更衣室で脱ぐ。

これは温泉施設を何度か利用した人なら当然の注意点である。

「出来るだけ使われていないロッカーを使おう!」

温泉施設の多くは手に巻く鍵のロッカーを使っているだろう。

鍵が無いロッカーが使用中で、

鍵の有るロッカーが使用していないということだ。

鍵の有るロッカー周りで着替えよう。

鍵無→●

鍵有→○

●●●●

●●○●

●●●●

こんなパターンは最悪だ。

人気の更衣室スポットではこういうことがありえる。

まぁ下ロッカーは人気が無いのでなかなかこのパターンは無いが、

脱ぐときに空いていても、着るときに空いているとは限らない。

特に上段、中段は人気ロッカーになってしまう。

私は出来るだけ人気のないロッカーゾーンを狙っている。

人が着替えているところを、

「あ、すみません」と軽く会釈し、

服を着替えるのがしんどいのだ。

更衣室に入ったらまず使用ロッカーを確認し、

自分のベストポジションを選ぶことが重要になってくる。

私ぐらいの経験があれば、瞬時に見抜くことが出来るが、

慣れないうちはエクセルでロッカー表を作り、

シミュレーションして挑むことをおすすめする。

④体を温める。

これは意外と知らない人が多いかもしれないので解説しよう。

私も初心者の頃はそうだったのだが、

脱いだら即サウナ

これをしていたのである。

これはどうもダメらしい。

必ず体を温めてからサウナには入った方が良いらしい。

これは友達から言われた情報なので確実ではないが、

体を一度温めた方が、汗腺が開いて良いらしいのだ。

かかり湯を経て、温泉で体を温めてからサウナに入る方が良い。

詳しくは分からないが、そっちの方が良いらしい。

そうしましょう。

⑤入サウナ

無理せず自分のペースで入りましょう。

⑥出サウナ

しんどくなったら出ましょう。

⑦水風呂に入る。

しんどくない程度入りましょう。

入る前はかかり湯を。

⑧整う。

ここからがメインイベントだ。

いよいよ整いタイムに突入だ。

私のおすすめは外気浴だ。

季節などにもよるが、

あまりにも寒い、暑い、ではない限り外気浴をおすすめする。

なぜ施設内の椅子ではなく、外の椅子が良いかというと、

外で全裸になれるからである。

考えてみてほしい。

外で全裸になれることが日常であるだろうか?

特殊な趣味を持っている人以外は無いだろう。

しかも、特殊な趣味を持っている人はリスクを背負って全裸になっている。

外気浴はそんなことはない。

ノーリスクだ。

合法的公然わいせつが出来るのだ。

タオルで隠す必要はない。

逆にタオルで隠すのはサウナ素人だ。

全てをさらけ出した状態で整うことをおすすめする。

そして、空を眺めるのだ。

昼なら永遠に広がる青空を。

夜なら満点の星空を。

曇りの日なら哀愁漂うグレーの空を。

全裸で感じるのだ。

日本の四季を感じるのだ。

空を飛ぶ飛行機を眺めよう。

あの飛行機に乗るCAに手を振るのだ。

手を振り返してくれるかもしれない。

これはあまり言いたくなかったが、言ってしまおう。

雨の日の外気浴も素晴らしい。

全身で雨を感じられるのだ。

地球の涙を。

雨に打たれるのはあまり気持ちの良いものではないかもしれない。

いや、それは違う。

我々人類が地球の環境を崩してしまったせいだ。

大昔の雨はもっと心地良かったのかもしれない。

そんな地球環境を、SDGsを考える絶好の機会が外気浴にはある。

整いやすくなるのは正直セット数を重ねてからである。

1セット目より2セット目

2セット目より3セット目だ。

3セット目の外気浴中には整い過ぎてしまう。

そして、整い過ぎたら是非、耳をすませてほしい。

聞こえてくるだろう。「翼をください」のメロディが。

これが本当の意味での整うということなのだ。

おそらく「翼をください」の作曲家もサウナの際に作曲したのだろう。

ここまで読んで頂いた方ならサウナの素晴らしさが理解できただろう。

サウナというのは非日常体験なのだ。

「高温の空間。」

あんなものは日常どこを探してもない。

そんな高温の空間に全裸のおっさんが集まるのだ。

これだけスマホ依存、SNS依存が騒がれる世の中で、

サウナ内ではスマホを弄る人類などいない。

皆、サウナ内のテレビに集中するのだ。

全裸のおっさん10人が、めるるがご飯を食べている番組を

汗をかきながら観続けているのだ。

めるるもまさかサウナで流れているとは思ってもいないだろう。

そして、CMに入るとしんどそうなため息が聞こえる。

なんでも鑑定団では金額発表後にサウナを出る人達。

まさに非日常体験である。

温泉施設では時折達人にも遭遇する。

「シャワーレバーの達人。」

現在多くの温泉施設が、シャワーを出す時レバーである。

昔は家で使うような、ひねったら出続けるものだったが、

出しっぱなし事件が多くあったのだろう。

レバーを下げて数秒間、シャワーが出るものになっている。

このシャワーレバーの達人が存在する。

シャワーが止まる前のコンマ何秒でレバーオンするのだ。

寸分の狂いもない。

私などまだまだである。

シャワーが止まるのが怖くて、ついつい早めにレバーオンしてしまう。

達人は違う。

身体がシャワーリズムを覚えているのである。

これはボクサーの3分間の体内時計に似ている。

私も早く達人の域までいけるよう修行する日々である。

まだまだ書き足りないが、サウナの魅力はまだまだ沢山ある。

この記事が少しでも皆様のサウナライフに役立つものであれば私は嬉しい。

私の夢は、

Googleマップの航空写真に外気浴中の私の全裸を全世界に配信することだ。

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