⑤モノマネが上手い人の特徴

今回はモノマネについて語っていきたいと思う。

モノマネは、なぜ面白いのか説明しろと言われても正直分からない。

なぜか似ていると面白いし、雰囲気があると面白い。

逆に似すぎていると関心すらも感じてしまうこともある。

私もモノマネは友達や周りの人たちにウケるモノマネは多少は持っているが、やはりモノマネのプロと言われている芸人に太刀打ちできるレベルのモノマネは全くない。

それぐらいモノマネというのは芸術的で素晴らしいものなのだ。

しかし、一般的なコミュニケーションの中にそんな高度なレベルのモノマネは必要ない。

なんとなくのモノマネで良いのだ。

あなたもちょっとしたモノマネでウケを狙いたいのなら是非読んで頂きたい。

あなたの周りにもいると思うが、モノマネが上手い人がいると思う。

そういったモノマネの上手い人の特徴として挙げられるのは、

「特徴を捉えるのが上手い」ということである。

この特徴を捉えるのが上手ければ、声質やトーンが合わなくても面白いのである。

なんとなくその人が言いそうな言葉や言い回しをするだけで面白くなるのである。

もう一度言っておこう。

私たちはお笑い芸人ではない。

モノマネを披露する必要はないのである。

圧倒的に似せる必要はないのだ。

なんとなくのモノマネで日常のコミュニケーションでは十分なのだ。

仮にその時にモノマネをしてイマイチだったとしても、

その言い回しや言葉がそのモノマネした人、本人から出た時、面白さを感じるパターンもある。

では、初歩的なところから説明していこう。

まずはモノマネしやすそうな人をチョイスしなければならない。

自分の友達や同僚に披露するなら、先輩や上司のモノマネがウケを狙いやすい。

上司や先輩に披露するなら、先輩の先輩、上司の上司のモノマネがウケを狙いやすい。

身近なモノマネというのは目上の人のモノマネの方が面白いのである。

だからと言って友達や同僚のモノマネが面白くないという訳ではない。

目上の人の方が、ハードルが低いということである。

逆に後輩のモノマネなどはイジるようになってしまい、本当の意味でのモノマネでのウケを狙いにくくなってしまう。

ではここで特徴を掴む為のコツを伝えたいと思う。

特徴を掴む為のポイントは2つある。

1つ目は「その人だけが使う言葉」いわゆる口癖である。

これを見つけるのを意識してほしい。

だからと言って一般的に使われている言葉を見つけても意味がない。

誰もが使う言葉ではなく、その人だけが良く使う言葉を探さなければならない。

そして、注意してほしいのは使うタイミングである。

誰もが使う言葉であっても、誰もが使わないタイミングで飛び出す、誰もが使う言葉はその人の特徴のある言葉なのである。

その人の特徴的なタイミング、間を意識してほしい。

意識することにより特徴を見つけられるはずだ。

2つ目は「語尾」である。

その人の言葉の語尾に注目してほしい。

例えば、「語尾である」でいうと「~である」という部分に当たる。

普通の話し言葉では「~である」といった言い回しはたいていの人は使わない。

しかし、本当にこういう言い回しを多用する人がいるのならそれば特徴的な言い回しであり、モノマネしやすいポイントになるのである。

こういったようにその人の言葉の語尾に注目して頂きたい。

必ずと言っていいほど万人には癖がある。

口癖も当たり前にあるのである。

これは少し難しいかもしれないが、私は人の特徴を見つける際、

頭の中でその人がいう言葉を文字に置き換えている。

活字を読むようにその人の話を聞いているのである。

これをすると多用される言葉や語尾、言い回しなどを見つけやすくなる。

これに関しては向き、不向きがあるかもしれないが、私はこういう方法で特徴を探している。

さらにいうと、その人が言っていたことを、復唱してみると良いかもしれない。

もちろん、話を聞いてすぐに復唱するわけではない。

誰もいない、聞いていないところで、頭の中だけでいいので復唱してみると意外と、特徴を掴みやすい。

その話を覚えて復唱するわけではなく、覚えている範囲、記憶に残っている範囲で復唱してみると特徴が感じられる場合がある。

記憶に残っているというのはそれだけインパクトがあったということなので、

その人の特徴として挙げられるパターンがあると思う。

是非、明日からでも自分の周りにいる人の言葉に注目してもらいたい。

最後に日常の会話の中でのモノマネの放り込み方について少し解説したい。

間違っても、「今から○○さんのモノマネするね」や「○○のモノマネできるようになった!」

みたいな披露は絶対に遠慮して頂きたい。

日常会話の中に自然に放り込まなければならないのだ。

自然に放り込むとはどういうことなのか?

それは似てなくても会話に支障がないような放り込み方だ。

これは慣れてこないと分からないかもしれないが、

ウケたらラッキー、ウケなくても空気は問題ない。

みたいな放り込みをするのが一番日常会話ではベストなのだ。

先輩A『○○の件上司に報告した?』

自分『いや、まだ出来ていないんですよ』

先輩A『マジで!?絶対怒られるよ。』

自分『○○○○だよ~!って怒られますね』

こういった日常会話の中に入れていかないといけないのだ。

今回の例でいうと『○○○○だよ~!』の部分に当たる。

これは似ていなくても全然問題ない会話の内容なのである。

そしてモノマネが似ていたらウケる話になるのである。

こういった日常会話にモノマネを入れていきモノマネのスキルを上げていってほしい。

念を押して言っておくが、特徴を掴んだからといって

むやみやたらにモノマネを披露するのは絶対に止めてほしい。

人の特徴を見つけ出すスキルを身に付けて、少しでも日常のコミュニケーションにモノマネを取り入れることができれば幸いです。

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